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特集 雪山へようこそ

2023年11月の特集 雪山ハイキングの魅力とは
2023.11.06

特集 雪山へようこそ

2023年11月の特集 雪山ハイキングの魅力とは
2023.11.06

山と道月間特集、11月のテーマは「雪山へようこそ」です。ULハイキングを楽しんでいきながら、少しずつ銀嶺への憧憬と畏怖が芽生えている方も多いのではないでしょうか。今回の特集では雪山ハイキングの魅力を経験者のリアルな言葉やこだわり抜かれた装備の紹介で紐解くことで、皆さんを白銀のフィールドへ誘っていきます。

DIRECTOR’S NOTE

山と道 代表 夏目彰

雪山を楽しんでいますか?

もしあなたが雪山を楽しんでいるなら、「雪山は最高ですよね。雪山を楽しめるシーズンが来るのが待ち遠しいですよね。」と話が弾むはずです。

もし、あなたが雪山がまだ未経験だったとしたら、ぜひこの特集を読んでみてください。この特集は雪山をこれから体験するであろうあなたのために作りました。

そして、まだこれから体験できる新しい世界がすぐ目の前にあることに興奮してほしいです。雪山はあなたが躊躇するように、夏山とは全く違います。あなたが知らない山の魅力がそこにあるのです。

圧倒的な美しさ。自由さ。知らない世界。畏怖と、祈るような世界がそこにあります。

さあ雪山のシーズンの幕が上がります。あなたの世界を変える新しい山の体験が始まるのです。

STORES

山と道の直営店はULハイキングにまつわるヒト・モノ・コトを発信していく拠点として、山と道の製品や、ハイカー仲間と出会い、カルチャーを育んでいく場として展開しています。

11月の特集『雪山へようこそ』に関連して、山と道代表・夏目の雪山装備一式を披露。他にも、山と道が提案する雪山ハイキングを快適にする製品も展示いたします。

山と道 材木座 / 京都

ULハイカーの雪山装備を展示

スリーピングバッグやダウンなどの防寒道具が嵩み、どうしても道具が多く、重たくなってしまう雪山装備。お客様から「どうやったら荷物を軽量化できるの?」と相談されることもしばしばです。

そこで鎌倉と京都の直営店で、山と道代表・夏目の雪山装備一式を展示します。雪山を気持ちよく歩くための道具の選び方や軽量化のあれこれが詰まった、ULハイカーならではの目線でセレクトされた装備は雪山ハイキングをこれから始める方の参考にもなると思いますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

会場:山と道 材木座(神奈川県鎌倉市)
期間:11月10日(金)ー19日(日)

会場:山と道 京都(京都府下京区)
期間:11月23日(木・祝)ー27日(日)

雪山を快適にする山と道製品が集結

雪化粧をした山々を歩くことは常に凍傷や霜焼け、低体温症といったリスクと隣り合わせで、ウェア選びは春から秋よりもずっとシビアになります。山と道でも高機能素材を使ったアクティブインサレーションやメリノウールのベースレイヤーなど、雪山ハイキングにぴったりな製品を多数用意していますが、期間中、それら雪山を快適にする製品を鎌倉と京都の直営店に一堂に集めて展示します。

雪山で起こるほとんどのトラブルは、汗冷えによる濡れや風による寒さが原因です。そこで、実際に製品を見ながらそれぞれの特徴や使い方のほか、雪山でのレイヤリングのコツなどもお伝えしますので、気になる方はぜひスタッフにお声がけください。

会場:山と道 直営店(材木座 / 京都
期間:11月10日(金)ー24日(日)

展示製品:

  • All-weather Alpha Jacket (新製品12月発売予定)
  • Alpha Anorak
  • Light Alpha Vest / Jacket
  • Alpha Vest
  • Active Pullover (新製品2024年3月発売予定)
  • 100% Merino Pullover
  • 100% Merino Hoody
  • 100% Merino Zip Hoody
  • Winter Hike Pants
  • AW Hike Pants (新製品)
  • Light Alpha Tights
  • Light Alpha Only Hood
  • Merino Knit Cap
  • Alpha Socks
  • Alpha Haramaki

山と道材木座 ご来店予約に進む

山と道京都 ご来店予約に進む

JOURNALS

山と道JOURNALSでは、「雪山へようこそ」のテーマに合わせ、山と道代表の夏目彰以下、3名の雪山好きにその魅力や彼らの装備を紹介してもらう記事を3本公開予定です。また過去の記事からは雪山の旅のレポートを2本ピックアップしました。

雪の山は特別です。そこは日常とはまったくかけ離れた別世界で、山はぐっと深く、美しくなり、神々しさを増します。ともあれ、厳しさや危険も増すのも事実なので、憧れや行きたい気持ちはあっても、二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回から3回にわけ、それぞれに雪山を楽しむ山と道のスタッフや関係者の方に雪山の魅力と楽しみ方を語ってもらうと共に、彼ら彼女らの雪山装備を紹介してもらう記事を作ることで、雪山へのハードルを少しでも下げられないかと考えました。

それぞれに個性的な三者三様の雪山装備。ひとり目は、雪山をこよなく愛する山と道代表の夏目彰のウルトラライトな雪山装備をご紹介します。

2018年に公開した、夏目彰が「久々に会心のハイクができた!」という残雪期の北アルプス・雲ノ平を目指し、新穂高温泉から三俣蓮華〜雲ノ平〜北股岳〜飛越トンネルまで、誰もいない雪原の北アルプスを2泊3日で縦断したハイキングの模様のレポートです。

ウェブリニューアル前の古い記事で現在では若干読みにくい構成の箇所もありますが、雪山の美しさや厳しさや自由さ、そして感動が良く伝わる記事になっています。今回の「雪山へようこそ#1夏目彰」のサブテキストとしてもどうぞ!

2020年に公開した、HLC北海道アンバサダーの峠ヶ孝高さんが仲間と共に取り組む残雪期の「ニセコ・オートルート」への「細革ウロコ」と呼ばれるクラシカルなスタイルのテレマークスキー縦走の6年間に及ぶ挑戦の記録です。

日本海からニセコの倶知安駅前にある峠ヶさんのコーヒー店『SPROUT』までの12の山とひとつの丘を結んで1本の線で繋いだ全長約50kmの道のりを、スキーを履いて縦走する…と聞くと楽しそうですが、実現には装備の軽量化や軽快に歩ける細身の板や革ブーツでのスキー技術の習得、そして事前の調査や地形や天候の判断など、様々なハードルがあったといいます。でもだからこそ、達成した時の喜びはひとしおだったとか。

そんな挑戦を共に行える仲間のかけがいのなさや、何よりもそんな挑戦の場を与えてくれるニセコの自然環境の素晴らしさに、ぜひ思いを馳せてみてください。

INSPIRATIONS

特集テーマに合わせて、山と道 京都スタッフのジョージ(@yamagasukinadake)が自身も参考にしているという一冊をピックアップしてくれました。

『ヤマケイ入門&ガイド 雪山登山』
(山と渓谷社、2016年、税込1,742円)

思えば私の初めての雪山に関する書籍は植村直己さんの「エベレストを超えて」でした。

当時小学生の私はデスゾーンに果敢に挑む男の話に魅了され、「クレバス」などの専門用語にゾクゾクしながら生物の生存できない過酷な世界に身を置く自分を妄想していました。

デスゾーンとは言い過ぎだとしても雪山はリスクも高く装備、知識、技術などあらゆるものが特別な世界です。それだけに不安も多く、いつの日か行けたら良いなぁ、、、で終わってしまう人も多いのではないでしょうか。

低山の雪山を日帰りでスノーハイクする程度だった私は必要な情報をピンポイントで勉強できるYouTubeを参考にしていました。

しかしスタッフとして参加した雪山研修で本来学ぶべき雪山の知識や技術の多さ、そして、その必要性を知ることになりました。

研修では雪山の装備からリスク管理まで座学と実習で多くのことを学び経験することができましたが、今シーズンの冬山を前に研修で学んだことを復習するために久々にこの本を手に取りました。

研修以上に踏み込んだ内容とボリューム、そしてなんといっても山と渓谷社ならではの隙の無さと信頼感。

初心者はもちろん雪山からしばらく離れた方も安全に楽しむために雪山の全てがまとまった内容をおさらいしてみてはいかがでしょうか。(山と道京都スタッフ ジョージ)

PLAYLIST

店舗やオフィスでスタッフが聴いているプレイリストをお届けします。曲のセレクターは、山と道のモデルとしても活躍している豊嶋きよらさんです。

今回の選曲のイメージは『White and soft』。雪に覆われた真っ白な地面にそっと踏みだす。雪が降り積もった後、まだトレースのついていない、ふかふかの雪の上を歩いていくイメージで選曲いただきました。ぜひお気に入りの曲を見つけてみてください。

公式インスタグラム@yamatomichiでも11月の特集について発信中。

CREDIT

STORES
Hidenori Maehara
Akira Natsume

JOURNALS
Akira Natsume
Ayako Yuasa
UL Ski Hiker

INSPIRATIONS
Akihiro Yamamoto

PLAYLIST
Kiyora Toyoshima

Planning & Editorial
Editorial : Tomohiro Kobayashi
Mail Magazine : Yukari Fujita
Journals : Masaaki Mita, Emma Nakajima
Photography : Masaaki Mita, Hikaru Otake
Produce : Kazuhiro Hasumi, Yuma Shimoyama
Art Direction : Yosuke Abe
Supervision : Akira Natsume