『山道祭』まで歩いて行ってみた記

2019.08.16

来たる9月28日〜29日、山と道は岩手山の麓、網張温泉キャンプ場で『山道祭 −Yamatomichi HLC Hiking Festival』を開催します。

『山道祭』は、コミュニティーが繋がっていく祝祭の場となって欲しいという気持ちを込めた、ハイカーが山に集い、食べ、呑み、歌い、踊り、語り合うハイキングの祭りです。もちろん「お祭り」ですから、集まった人々が楽しめる夜店や踊りの輪、さまざまな催しは用意します。ですが、『山道祭』最大の出し物は、実は岩手山をはじめとした八幡平、秋田駒ケ岳といった近隣の素晴らしい山々、そのものです。何せ、『山道祭』はハイカーが集う、ハイカーの祭りですから。

なので、『山道祭』には是が非でも山を歩いてきてもらいたいと、我々は強く強く願っています。そこで「ならば自分が先に行ってみよう!」と、山と道JOUNALS編集長・三田が新幹線に飛び乗り、会場となる網張温泉の「裏山」といえる裏岩手縦走路を2泊3日で歩きました。

結論から言えば、岩手山と八幡平を繋ぐ裏岩手縦走路は「最高!」のひと言。ハイカーの夢のようなトレイルです。しかも『山道祭』が開かれる9月末はベストシーズンの初秋、紅葉の時期。この季節の岩手の山の美しさを、ぜひ会場でたくさんの人と祝いたいと強く感じる旅でした。

歩いて行こう、山道祭!

取材/写真/文:三田正明

『山道祭』まで歩いて行くには

突然、3日間自由な時間ができたので、山に行くことにした。行き先は北アルプスか、八ヶ岳か、谷川か。つらつらと考えてみたけれど、いまひとつ決定打がない。あ、ならば『山道祭』が行われる岩手山が良いではないか! 

ハイキングの祭り『山道祭』は、参加者ひとりひとりにできれば山を歩いて会場に来てもらいたいと願っている。ならば、招くこちらが先に歩いてみなければならないのは当然だ。それに岩手山やそこに連なる裏岩手縦走路も、いつか歩きたいとかねがね思っていたトレイルだ。

調べてみると、『山道祭』会場となる岩手山の麓の網張温泉まで1泊2日ほどのハイキングを絡めて行くならば、いくつかのルートがあることがわかった。

今回歩いたトレイル

中でも、岩手山の表玄関とも言える「馬返し登山口」や「御神坂コース」から岩手山に登頂し網張温泉へと下るルート、八幡平から大深岳「裏岩手縦走路」を南下して目指すルートは代表例に思えた。ならば、2泊3日で馬返し登山口から八幡平まで歩いてみれば、そのふたつを両方見れるだろう。

さっそくバックパックにいつものハイキング道具を放り込み、新幹線「はやぶさ」に飛び乗った。

①岩手山から『山道祭』へ歩いて行く

岩手山に登るなら、まずは代表的なルートから登るのが吉であろう。ということで、馬返し登山口(柳沢ルート)から登ることにした。馬返し登山口までは盛岡駅からだとタクシーで小1時間ほどかかるが、盛岡駅からIGRいわて銀河鉄道線で数駅の滝沢駅からなら10分、料金3500円ほどで到着する。

それにしても新幹線はやぶさの速さには改めて驚いた。何せ朝6時9分に神奈川県鎌倉市の自宅前からバスに乗り、昼の12時前には岩手山の登山口に着いてしまったのだから。

ともあれ、暑い! 完全に東北の夏を舐めていた。タクシーの運転手さんから、柳沢ルートは旧道と新道があり、旧道には日陰がないので、今日は樹林帯を行く新道で行けと強く推されたので従うことにする。

そして運転手さんは、あちらこちらに自生しているマタタビの木を指差し、「マタタビでなんで猫がおかしくなるかって、発情期のメス猫のあそこの匂いと同じだからなんだって。だからメスには効かないの」と言い、別れ際に「これ使って!」と、タクシー会社のポケットティッシュを7個もくれた。これは幸先がいい。

馬返し登山口。無料で宿泊できるキャンプ場もある。

2.5合目の新道・旧道分岐。岩手山〜八幡平一帯は道標が非常に充実しており、距離表示なども書かれていて親切だ。

生い茂る緑の森は草も木も虫もむんむんとした真夏で、久しぶりの東北の夏山に登る感激はあったものの、やはり暑い。湿気もむんむんで、こんなに暑い山に登ったのは、遠い昔に登った夏の丹沢ぶりかもしれない。

振り返ると、岩手の大地がどこまでも見渡せた。まさに「田園」といった風景に、「イーハトーブ」とはこれかと改めて思った。

黙々と登り続けるが、暑くてバテていた。そういえば、今日は朝からサンドイッチしか食べていないのに食欲がない。滝沢駅で買っておいたとっておきのコカコーラを飲もうと取り出すと、それはなんとコカコーラゼロで(ボタンを間違えたらしい)、思いきり落胆した。コカコーラ好きの人ならわかってくれると思うけれど、コカコーラとコカコーラゼロには大きな隔たりがあるのだ。

大量の汗をかき、大量の水を飲み、30分おきに休憩を取りながら、やっと樹林帯を抜けた。稜線の上に出ると、世界が一変した。

柳沢ルートは八合目避難小屋の直下まで登ると世界が変わる。

岩手山の頂上が見え、あたりは荒涼とした火山的地形に変わった。風が吹き抜けるので暑さが和らぎほっとした。汗で濡れていたのですぐに風に冷やされ寒いほどになり、ウインドシャツを羽織って歩き出すと、すぐに八合目避難小屋が目に飛び込んできた。

八合目避難小屋。夏季は管理人が常駐し、1泊素泊まり1700円。飲み物やカップラーメンが買える。

タクシーの運転者さんに聞いた話では、八合目避難小屋はキレイで広々としているが、その15分ほど先にある不動平避難小屋は「小さくて、ちょっとジメジメしていて、泊まりたくない感じ…」とのことだったので、今夜の宿泊先はここが本命であった。

小屋の前の広場では奈良から来たというおじさん(おじいちゃん)グループが盛大に酒盛りをはじめており、他にも宿泊客は20人ほど。時刻は4時で、時間的にも体力的にも行動できる余裕はまだ十分ある。決めた。ここよりはジメジメの方がマシだろう。嫌だったらここまで帰ってくればよいし。

10分も歩かないうちに不動平の避難小屋に着いた。建物は想像よりずっときれいで、なかもまったくジメジメしておらず清潔だった。運転手さん、岩手山に登ったの何年前だよ! 先客に女性3人組のパーティがいてすこしどぎまぎしたが、冬季用の入り口を兼ねた小さな2階スペースに無事寝床を確保した。

不動平(ふどうたい)避難小屋は無料で宿泊できる。

内部も別にジメジメしてなくて快適だった。屋内にあるトイレもとてもきれい。

まだ明るいので、食事を作る前に岩手山の山頂へ行ってみることにした。

山頂への斜面を登って行くと、前から歩いて来たおじさんたちが「山が好きな奴は、たいてい心優しいいい奴なんだ。でも悪いやつで山が好きなのとは、俺は会ったことないね」と話していて、僕もまったくその通りだと思った。

少し登って振り返ると、西日に照らされた不動平と鬼ヶ城の稜線が見渡せた。かなりの切り立ち具合に、明日はそこのルートは通らず樹林帯のルートを行こうと決める。

岩手山頂上直下から見下ろした不動平と鬼ヶ城。左下に不動平避難小屋が見える。

「お鉢」状になった頂上直下まで来ると、また世界が変わった。というか、別の惑星のようになった。

惑星・岩手山。

謎のモノリス発見!

祠に祀られた宝剣が遥か眼下の盛岡市を見守っているのを見て思った。なんだ、ここは聖地ではないか。

超現実的な眺めのお鉢の周囲には、この荒ぶる火山の神を鎮めるためかぐるりと地蔵が立ち並んでいた。僕の他はほぼ誰もいなかった。

宝剣が盛岡を見下ろしている。まさに岩手山は御神体なのだ。

お鉢の周囲にぐるりと置かれた地蔵たち。

景色に圧倒されるまま頂上まで登ると、明日歩いて行く予定の稜線がどこまでも見渡せた。

山頂へと至る道。

岩手山山頂にてパチリ。

岩手山山頂から翌日歩いて行く御釡湖、黒倉山、姥倉山方面をのぞむ。

やはりお鉢のある山に外れはないな、と思った。火口は地球内部の途方もないエネルギーを感じられる。僕はお鉢というお鉢が全部好きだ。

不動平の避難小屋まで帰ると、小屋の裏に「不動岩」と名付けられた尋常ならざる雰囲気を持つ巨大な三角形の岩があり、灯篭が祀られていた。なんだ、やっぱりここは聖地じゃないか。

その夜は避難小屋の前で夕日の時間を独り占めしながらご飯を食べ、8時には寝た。

岩手山のお鉢の中に聳えるおっぱい山!

別カットからのおっぱい山。

不動岩。こちらも完全に御神体。

翌朝も朝から暑く「“今日も暑〜い1日になりそうです” ほら言ってる わっ超あおられる」というスチャダラパーの曲の一節がずっと頭をループしていた。

不動平から樹林帯を下ると、歩く人が少ないのかトレイルはうっそうとしていた。1時間もたたずに「お花畑」という小湿原に出た。地獄谷分岐から先は地熱地帯で地面が熱いと聞いていたけれど、どのみち暑いのでまったく地熱を感じられず残念だった。

お花畑の分岐から岩手山を振り返る。

地熱についての注意喚起をする看板。

ともあれ、ここまで来ると、「山道祭」の会場である網張温泉までももう一息である。もしも、この先でハイカーのためのお祭りが開かれているとしたら、そんなハイキング最高すぎる! しかも、それはあと2ヶ月後に現実になるのだ!

網張温泉へと下るリフト。コースタイム55分の道のりを短縮できるが、片道1300円。

リフト乗り場付近から下界を見下ろす。俺の耳にはもう祭りの太鼓の音がきこえるぜ!

ちなみに、網張温泉からリフトを登った上であるこの犬倉山〜姥倉山〜黒倉山周辺は開けた尾根が続き、ところどころに火山帯的な特徴も見られる面白い場所なので、もしも『山道祭』まで歩いて行けない人も、ハイクやランに上がってみることを強くおすすめする。

リフト終点から1時間ほど歩いた姥倉山への分岐点あたりから黒倉山と岩手山をのぞむ。

この時期は高山植物も満開だった。

②八幡平から『山道祭』へ歩いて行く(逆走)

ここまでが、岩手山を越えて『山道祭』を目指す人が見るであろう景色である。

続いてはここから八幡平までのレポート、つまり八幡平方面から『山道祭』を目指すルートを逆走して歩いたレポートを紹介していく。

リフト乗り場への寄り道を終え、トレイルはいよいよ裏岩手縦走路の核心部へと入っていった。

ともあれ陽は高く昇り、滝のように汗を流しながら歩き続ける時間が続き、12時過ぎに三ツ石湿原の三ツ石山荘に到着する頃にはもはやぐったりであった。

しかもそこから行く予定の三ツ石山までの笹藪が切り開かれた登り道はいかにも暑そうにカンカンに陽に照らされており、それを見るだけでもうゲップが出そうだった。

三ツ石山荘の日陰のポーチに座り込んでカレーパンを無理やり胃に押し込み、午後に備え水をたっぷり補給して、重い腰を上げた。

三ツ石湿原に佇む三ツ石山荘。無料の無人避難小屋で、中は二階建てで最大20人ほどは泊まれ、さらに薪ストーブも用意されている。

前方に見えるなだらかな山が三ツ石山。ご覧の通り日陰はどこにもない。

登りはじめると、さっき汗をふいたばかりなのにもう汗まみれになってしまった。日除け傘を持ってこなかったことを死ぬほど後悔する。熱中症になるのではないかと思いながら上がっていくと、登山道の草を刈ってくれている作業員の方々と遭遇した。自分は歩いているだけで泣き言ばかり言っているというのに、彼らはこの炎天下に働いていて、しかも僕が歩いている道を整備してくれているのだ!

「ご苦労様です!」と挨拶すると、「今日は大深山荘ですか? いいな〜、僕も大深の涼しい水場に行きたい」と言われる。どんな水場だろう? 涼しい場所ならどこでも行ってみたい。とりあえずそれだけを楽しみに歩くことにする。

炎天下に草刈り作業を行う作業員さん。裏岩手縦走路はコース全体的によく草が刈られており、歩きやすかった。

ともあれ、熱気に目を回しながらなんとか三ツ石山の山頂まで登ると、西側の斜面から風が吹きこみ、とつぜん暑さが気にならなくなった。そして緑の広くなだらかな尾根の上に伸びる裏岩手縦走路が、どこまでも見渡せた。

その光景を見て、僕は思わずガッツポーズをした。最高だ! こんな道をずっと歩きたいと思っていたんだ!

三ツ石山山頂からのぞむ裏岩手縦走路。これぞハイカーの夢のトレイル!

この光景を見て思わずガッツポーズを自撮りで撮るほどアガる筆者。

稜線の上はさっきまでの灼熱地獄が嘘のように涼しく、青い空の下、八幡平まで続く緑の稜線がどこまでも続いていた。ここまで歩いてきてよかったと心から思った。こんな瞬間に出会えるだけで、あとは灼熱地獄だろうが大雨だろうが、もうどうだってよくなってしまう。

とにかくそこから先の三ツ石山から小畚山までは、夢うつつだったように思う。あたりは超現実的なまでに美しく、振り返ると三ツ石山山頂の奇岩がアート作品のようにそそりたち、裏岩手縦走路の稜線が遠く遥か岩手山まで連なっているのが見えた。今日、あんなに遠くから歩いてきたなんて!

三ツ石山山頂の奇岩。まるで裏岩手縦走路が特別なトレイルであることの証拠のようだ。

三ツ石山〜小畚山までは歩きやすく、景色も素晴らしく、最高のハイキングを楽しむことができる。

小畚岳を過ぎたあたりで振り返る。三ツ石山の向こうに岩手山へと至る稜線が連なっている。

小畚山から大深岳までの急登の下りと登り返しを越え、午後4時半にはその日の宿の大深山荘まであと一歩までの場所に来た。すると、「水場まで右に400m」の道標が。その日はコースタイムで10時間ほどの行程を都合8時間ほど歩いてきたので、正直早く小屋まで着きたかったが、あの三ツ石山で出会った除草作業の方が「大深の水場に行きたい」と言っていたのを思い出した。どうせまたあとで水場までは来るのだから、かなり疲れていたが寄り道することにした。

しばらく行くとパッとひらけ、広々とした草原に出た。見ると湧き水が吹き出して小川が始まっている。あそこが水場だろう。

たしかに素晴らしい水場だった。小川のほとりに腰を下ろすとひんやりとした冷気が感じられ、水をすくって飲むとなんとも軟らかな甘い水だった。さっきまでいたるところに飛んでいたアブやトンボは夕方になってグッと少なくなり、僕はひさしぶりに心からリラックスした。

今日1日、思う存分ハイキングができたことに感謝して、僕は小屋へと向かった。

大深山荘近くの水場の草原。素通りするのはもったいない美しい場所だった。

大深山荘も無人の避難小屋。ここも他所の避難小屋と同じく広く清潔だった。

翌日の大深岳から八幡平へも緩やかなアップダウンの非常に歩きやすいトレイルで、気持ちよく歩いているうちに気づくと八幡平まで着いてしまった。西側は秋田県の深い森がどこまでも広がり、東には岩手山の堂々たる山容が雲の向こうにそびえていた。

今回は諸般の事情で岩手山〜八幡平へのルートを選んでしまったが、裏岩手縦走路を歩くなら八幡平から岩手山へのルートが絶対におすすめだ。どこまでも続く稜線の先にそびえる岩手山に登り、あの荒々しくも神々しい山頂を踏めば、素晴らしいハイキングは約束されたようなものだろう。

裏岩手縦走路の西側に広がる秋田の深い森。

ゴールの八幡平から岩手山をバックに記念写真。昨日の朝はあそこにいたなんて信じられない!

まとめ:『山道祭』までどう歩いて行くか?

そんなわけで、僕の『山道祭』に向けた岩手山〜八幡平・裏岩手縦走路ハイキング・レポートも終わりである。ユニークでバラエティに富んだ素晴らしいトレイルだったので、ぜひ多くの人に体験してもらいたいと思う。

最後に、『山道祭』に歩いていくならばどんなルートが考えられるか実際に現地に赴いたものとして考えてみたので、参考にしていただければ幸いだ。

①馬返し登山口から柳沢コースで岩手山を越え『山道祭』へ

コースタイム:7時間35分+1時間(お鉢1週)*『山と高原地図』調べ

まず代表的なルートは、本稿でもレポートした岩手山の表玄関である「柳沢コース」から岩手山を越えて向かうこのコースとなるだろう。途中、火山である岩手山の神秘的なお鉢(火口)を巡ったり、「鬼ヶ城」と呼ばれる切り立ったリッジラインをトラバースしたり、途中の黒倉山付近では火山活動による地熱を感じられたりと、ダイナミックでバラエティに富んだトレイルを楽しめる。

筆者は歩き出しが昼になったので岩手山の不動平避難小屋に泊まったが、夜行バスなどで到着して早朝から行動できれば午後には『山道祭』会場までたどり着くことができるはずだ。

『山道祭』当日、山と道HLC東北はこのコースで『山道祭』までのハイキングツアーを行うし、東京発の『山道祭』バスツアーもここを停留地に設定している。もし興味のある方はそちらも参考にしてほしい。

クルマで行く場合は御神坂駐車場に駐車し、「御神坂コース」から岩手山〜『山道祭』というルートを選べば、『山道祭』終了後にバスで御神坂駐車場まで帰ることができる。

②八幡平から裏岩手縦走路を越え『山道祭』へ

コースタイム:1日〜2日

そして個人的にいちばんのおすすめは、八幡平から裏岩手縦走路を越え『山道祭』を目指すこのルートだ。岩手山に寄らずに『山道祭』会場へ向かえば8時間、岩手山へ寄るならば1泊2日は必要だろう。

ともあれ、そのルートはこのレポートにもあるように最高の一言なので、時間的に余裕のある人はぜひ検討してみてほしい。もしくは、八幡平の向こうの安比高原や玉川温泉から繋いで温泉に浸かりつつのんびり歩いて来るのも最高だろう。八幡平、玉川温泉までは新幹線の盛岡駅や田沢湖駅からバス便が出ている。

③松川温泉から『山道祭』へ

コースタイム:4時間〜

クルマで『山道祭』に来て、その前後も山を歩きたい…つまり麓の駐車場から山を越えて『山道祭』まで来て、また山を越えて駐車場まで帰りたい、という人におすすめなのが松川温泉だ。ここを起点に三石山への登山口と姥倉山経て岩手山に続く松川コースの2本のトレイルがあるため、『山道祭』前後に山を歩くプランを非常に立てやすい。また麓の松川温泉、そこからクルマで10分ほど上がった藤七温泉もまさに「秘湯」の雰囲気が充満する名湯なので、ぜひ立ち寄りたい。

【『山道祭』のお知らせまとめ】

  • 『山道祭』へのお誘い

    9月28日~29日、山と道は岩手山の麓の網張温泉キャンプ場で、ハイカーが山に集う祭『山道祭 − Yamatomichi HLC Hiking Festival』を開催します。
    【続きを読む】

  • 『山道祭』バスツアー

    東京駅発『山道祭』会場行きのお得なバスツアーです。途中、岩手山の馬返し登山口に停留するので、『山道祭』まで岩手山を歩いて行くことも可能です。締め切りは8月26日です。
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  • 『山道祭』名入れちょうちん受付中

    山道祭アートワークの入ったオリジナルちょうちんに、ひとつひとつ手書きでお名前をお入れして、会場で灯します。ハイキングのお祭りを、みんなのちょうちんで明るく照らしましょう。そしてお帰りの際は、お祭りの思い出としてお持ち帰りください。
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  • 『山道祭』プレイベント「行こう山道祭」

    『山道祭』プレイベントを鎌倉『山と道研究所』で開催いたします。内容は、夏目彰(山と道)と豊島秀樹(HLCディレクター)による『山道祭』や岩手や東北の山の魅力を語るトークと、山と道スタッフ中村純貴によるJMT2019報告会、さらに『山と道研究所』ショップでもおなじみのアーティスト、カザマナオミさんによるライブシルクプリントの3本立て。トークの後には、ささやかながら懇親会の場も設けます。
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    • 『山道祭』へのお誘い

      9月28日~29日、山と道は岩手山の麓の網張温泉キャンプ場で、ハイカーが山に集う祭『山道祭 − Yamatomichi HLC Hiking Festival』を開催します。
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      三田 正明
      三田 正明
      フォトグラファーとしてカルチャー誌や音楽誌で活動する傍、旅に傾倒。 多くの国を放浪するなかで自然の雄大さに惹かれ、自然と触れ合う方法として山に登り始める。 気がつけばアウトドア誌で仕事をするようになり、ライター仕事も増え、現在では本業がわからない状態に。 アウトドア・ライターとしてはULハイキングをライフワークとして追い続けている。 取材活動のなかで出会った山と道・夏目彰氏と何度も山に行ったり、インタビュー取材を行ったり、酒を酌み交わしたりするうちに、いつの間にかこのようなポジションに。 山と道JOURNALSを通じて日本のハイキング・カルチャーの発展に微力ながら貢献したいと考えている。
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