山道祭2023
四国石鎚山で6月3日開催!

2022.11.09

新型ウイルスの感染拡大による二度の順延を経て、「三度目の正直!」と臨んだ今年も、台風14号の直撃を経てあえなく中止となった山道祭2022。

多くの方々にご協力いただきつつ、熱意と労力を費やして準備してきただけに、我々としても大変ショッキングな出来事で、次回も四国石鎚山で開催するのか、いや、今後も継続的に山道祭を開催するのか/できるのかも含め、一度はすべての可能性を机上に並べ、考えてみました。

が! 地元・西条市や松山市の協力者の方々からも「来年こそは!」の熱意を強く感じさせていただきましたし、また、スタッフ間の山道祭への思いも強く、来年2023年も引き続き四国石鎚山での開催を目指すことと決定しました。

しかも「1年も待てない&台風も怖い」というわけで来年は6月開催。さらに今回の反省を活かし、予備日も設けることとしました。お祭りの提灯の明かりは、まだまだ消しませんよ!

山道祭2023(仮)

日程:2023年6月3日(土)ー4日(日)
(予備日:6月10日ー11日)
場所:愛媛県石鎚スキー場

詳細:未定

山道祭2023へのハレとケ

豊嶋秀樹(山道祭/山と道HLCプロジェクトディレクター)

新型コロナ感染症の拡大防止という点から2020年、21年と2回にわたって開催中止となった山道祭でした。2022年もどうなることやらと半信半疑な気持ちもある中で、準備だけはしっかりと進めていこうと、山と道スタッフをはじめ、地元のサポートチームや関係者の皆さんと粛々と進めていました。

もちろん、中止となった過去2回に仕込んだ分もありましたが、さらにブラッシュアップされた祭りにすべく、半年前からコンテンツや運営の細部をチェックし、準備を進めてきました

そして、夏真っ盛りの頃には、感染症によるイベント等への開催規制は特に行わないという政府の方向性が打ち出されました。

関係者一同、「今年はこのままできるんじゃない?」と盛り上がるも、「まだまだ安心できないよね〜」などと心に防衛線を張りつつ、本音では「もうこれ以上傷つきたくなんです、お願いですからやらせてください」と祈りに近い気持ちで、アンビバレントな状況のまま近づく開催日にワクワクドキドキしていたました。

そこへ、まさかの台風14号の発生です。

青天の霹靂、寝耳に水。「それはないでしょ!」と言いたいところですが、自然現象にはかないません。そういうわけで、信じられないですが山道祭は三度目の中止ということになりました。

祭というものは、第一義的にはもちろん神事としての祀りごとのことですが、同時にその祭を執り行う地域のコミュニティを繋いでいくという大きな役割も担ってきました。その意味で、祭はその当日だけでなく、計画や準備の段階もすでにその一部なのだと思います。

実際に、3回も準備を行うことになった石鎚山での山道祭は、山と道とそのスタッフ、地元の関係者というチーム全体の関係性を深めていくことになったのです。山道祭は中止になりましたが、僕たちの祭という営みはもうすでに3回も繰り返されたことになります。

祭は「ハレ」の日として行われますが、日常である「ケ」の日々の積み重ねの上に「ハレ」はあるのでしょう。山道祭は、さっそく次の「ハレ」の日へと続く「ケ」の日を紡いでいきます。

今度はしっかり予備日も用意することになりましたので、来年こそは石鎚山で会いましょう!

中止となった山道祭2022の撤収の模様。すでに会場まで多くの資材や荷物を送っていたため、先に現地入りしていたスタッフが総出で返送作業にあたりました。その後、サテライトキャンプ会場だった「ふれあいの里」に出店者や現地協力者の方々にもお集まりいただき、ささやかながら残念会と来年に向けての壮行会を行いました。

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