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山と道HLCを振り返る

2021年10月のプログラム

毎月の活動を参加者の皆さんのインスタグラム投稿でシェア
2021.11.12
山と道HLCを振り返る

2021年10月のプログラム

毎月の活動を参加者の皆さんのインスタグラム投稿でシェア
2021.11.12

ハイキングカルチャーを育むコミュニティー作りを各地域で行っている「山と道HLC」の活動を、各地域のアンバサダーや参加者の皆さんのインスタグラム投稿を通じて振り返ります。

山と道HLCの10月は、ついに緊急事態宣言が解除され、全てのエリアで堰を切ったように沢山のプログラムが開催されました。

HLC北海道では、ニセコ連峰で『UL HIKING WORKSHOP』と『LOCAL STUDY HIKING』、HLC北関東は日光で2泊3日の『UL HIKING PRACTICE』、HLC鎌倉は念願のフィールドでのプログラム実施を丹沢で、好評のオンラインでの『山と道のULハイキング入門』も行いました。HLC関西は『AMBASSADOR’S SIGNATURE』であるファストパッキング入門、HLC四国は石鎚山にて充実した『UL HIKING PRACTICE』を実施しました。

各コミュニティーでは、久しぶりにリアルなハイキングや深い学びのプログラム行うことができ、参加者の皆さんは思いどおりに動けなかった時間の埋め合わせができたのではないでしょうか。

ようやく山と道HLCらしさを取り戻してきました。

山と道HLCプロジェクトディレクター 豊嶋秀樹

スマートフォンでは各投稿のキャプションが一部表示されないことがありますが、リロードを繰り返すことで正常に表示されます。また、各画像をタップすることでインスタグラムの投稿に直接アクセスできます。

HLC鎌倉
山と道の
ULハイキング入門

【UL HIKING LECTURE】

HLC鎌倉では10月2日(土)に、『山と道のULハイキング入門』を開催しました。

9月に続き『山と道のULハイキング入門』のキャンセル待ちに登録されていた方に案内を送り、オンラインで開催した本プログラム。山と道スタッフ木村がULハイキングの思考や装備の軽量化の手順をお伝えした後、参加者の皆さんはひとつひとつの道具の重さを量りながら、ギアリストを埋めていきました。参加者の中には作成ギアリストと他の参加者のそれを見比べる過程で、自身の軽量化の課題に気づかれる方も。

参加者が少人数でギアリストへのフィードバックやULハイキングに関するディスカッションの時間を長く取ることができたこともあり、充実したプログラムになりました。

ULハイキングに関する自由なディスカッションでは、食事やレイヤリング、ルートなど様々な話題で盛り上がりました。参加者は山を初めたばかりの方もいれば、毎週のように山に行く歴の長い方も。参加者同士の意見交換も自然に生まれ和やかな雰囲気のプログラムでした。(山と道スタッフ 木村弘樹)

山と道スタッフ木村弘樹の投稿

感染症拡大の影響に伴って生まれた『山と道のULハイキング入門』のオンライン版は、山と道HLC全体で今年6回も開催! 国内の様々な地域、時には国外から参加される方もいらっしゃり可能性を感じています。来年度も積極的に開催し、ULハイキングの魅力を伝えていきたいですね。(スタッフ木村)

HLC北海道
ニセコオートルート
1泊2日ULハイキング

【UL HIKING WORKSHOP】

HLC北海道では10月2日(土)と3日(日)の2日間、HLC北海道のホームトレイルのニセコオートルートで、1泊2日の『UL HIKING WORKSHOP』を行いました。

ULハイキングのノウハウをフィールドで学ぶことを目的としたこの『UL HIKING WORKSHOP』では、ハイキングの行程自体は短く、レイヤリングやパッキングの検証、シェルターやクッキングツールの紹介、バックパックの背負い方などワークショップの時間を多く設け、実践的にULハイキングへの理解を深めていきました。

天気の悪さはワークショップにはむしろ好都合。雨天時の道具の使い方も経験することができ、学び多きプログラムとなりました。

晴れて汗をかき、気温が下がって汗が冷えて寒くなり、雨が降って、撤収もパッキングも雨の中。様々な環境でのワークショップは参加者にとって学びが多かったと思います。もちろん秋晴れのニセコの山景色も紅葉が格別で、1泊2日とは思えない濃い内容の2日間でした。(山と道HLC北海道アンバサダー 峠ヶ孝高)

山と道HLC北海道アンバサダー峠ヶ孝高の投稿

紅葉が美しいタイミングでの『UL HIKING WORKSHOP』は、昨年のニセコオートルートでの1泊2日のハイキングとは異なり、ULハイキングについての学びを深める内容でした。2年連続で参加してくれた方から「知りたいことを知ることができて大満足」というコメントもいただき、フィールドでのワークショップの可能性を実感しました。(山と道HLCプロジェクトディレクター豊嶋)

HLC鎌倉
丹沢山地
1泊2日ULハイキング

【UL HIKING WORKSHOP】

HLC鎌倉ではHLC北海道に続き10月8日(土)と9日(日)の2日間、様々なルートや地形を有し都心からのアクセスもよい丹沢山地で、1泊2日の『UL HIKING WORKSHOP』を行いました。

レイヤリングの検証やULギアの紹介はもちろん、歩き方のレクチャーや行動食についてのディスカッション、国内外のお勧めトレイルの紹介など様々なテーマを挙げながらプログラムは進行。山の経験豊かな参加者の意見も交わり、ULハイキングに関する学びは深まっていきました。

コースも林道や主稜線、ヤセ尾根など丹沢らしい歩きごたえもあるルートを繋ぎ、参加者の皆さんにとって頭も体もフル回転の濃密な2日間になったようです。

これまで『山と道のULハイキング入門』を通して参加者の方と接することは多くありましたが、ULの恩恵や哲学は実践を通して伝えることが一番理解しやすいのだと実感。夕食時には、クッカーやフードシステムなど参加者それぞれが工夫しているところが見られたり、参加者同士でハイキングのTIPSをシェアしたりと意欲的な様子が印象的でした。(山と道スタッフ 中村純貴)

山と道スタッフ木村弘樹の投稿

参加者の@mt.0_inpersonさんの投稿

参加者の@trail_beatさんの投稿

感染症拡大の影響のため、神奈川県の山で、神奈川県在住の方のみを対象とした本プログラム。神奈川ローカルならではの山やトレイルの話題も非常に盛り上がりました。また、テント泊が難しいとされているエリアでも、創意工夫することで1泊2日のハイキングのルートを組めたことは、今後のプログラムを企画する上で大事な気づきを得ることができました。(スタッフ木村)

HLC北関東
奥日光
2泊3日ULハイキング

【UL HIKING PRACTICE】

HLC北関東では10月15日(金)から17日(日)までの3日間、紅葉が彩る秋の奥日光で、2泊3日の『UL HIKING PRACTICE』を行いました。

HLC北関東で初開催となった『UL HIKING PLACTICE』は、ULハイキングを学ぶことに重点を置いた『UL HIKING LECTURE/WORKSHOP』からステップアップし、チャレンジングなハイキングを実践するプログラム。日光の日本百名山の2座とその周辺の名勝を繋ぐルートを少数精鋭チームで歩きました。

事前の山と道HLC北関東アンバサダーの廻谷からのアドバイスにより参加者は軽量化に一歩踏み込み、全員がフロアレスシェルターに初挑戦したとか。不安そうだった参加者もプログラムが終わる頃には雨天時の調整もお手の物で、道具選びの選択肢が広がったようです。

今回の行程は中禅寺湖の二荒山神社をスタートして男体山、日光湯本、日光白根山、金精峠、根名草山、奥鬼怒へと抜けるルート。高度感を感じるエリアから深い森のエリアまでバリエーション豊かな旅路となりました。後半の美しい森は、八ヶ岳のそれにも負けない魅力があると個人的に思います。また、天候も快晴から雨となり、15℃近い気温の変化もあってレイヤリングを考える良い経験にもなりました。
前回のプログラムでは固形燃料ストーブだった参加者も、今回は陽の長さや行動時間・気温を考慮してガスストーブにされていたり、一方で自作のアルストで挑戦する方もいたりと道具の選択も様々。ハイキング中やテント場ではそれぞれの道具選びの基準だったり、軽量化のポイントが見えたのが印象的でした。栃木の山は車で行くことがほとんどなので、公共交通機関でアプローチした今回は個人的にも思い出深いハイキングになりました。(山と道HLC北関東アンバサダー 廻谷朋行)

山と道HLC北関東アンバサダー廻谷朋行の投稿

参加者の@song.bird.jodelさんの投稿

アンバサダーと参加者がひとつのチームとなって行う『UL HIKING PLACTICE』。ULならではのルートやスケジュールにより、ULの可能性を大いに発揮したハイキングとなりました。2泊3日でしっかり歩くと、山旅感はもちろん、参加メンバーのコミュニケーションも深まります。今後もコミュニティを引っ張ってくれる先輩ハイカーとして、素敵なハイキングをたくさんして欲しいですね!(山と道HLCプロジェクトディレクター豊嶋)

HLC北海道
ニセコ
1泊2日ローカルスタディ
ハイキング

【LOCAL STUDY HIKING】

HLC北海道で10月16日(土)と17日(日)の2日間、HLC北海道のホームグラウンド・ニセコ連峰で、1泊2日の『LOCAL STUDY HIKING』を行いました。

昨年も好評だった本プログラムは、ニセコ連峰の成り立ちや開拓時代からのニセコの人々の暮らしに興味のある方を対象として実施。ゲストにお迎えした『マウンテンガイド・コヨーテ』の古市竜太さんの貴重な話を伺いながらニセコの山々を歩きました。

運良く今年もプログラム当日に初雪を当て、より一層美しくなったニセコの山々の魅力を肌でも感じたプログラムになったようです。

昨年は雪が降って大変だったことを考え、1ヶ月早めて開催した『LOCAL STUDY HIKING』。地元の山岳ガイド古市竜太さんを講師に迎え、ニセコの山の魅力を様々な角度から学ぶことができました。朝、目が覚めてテントから外を眺めたときの雪景色はこれからも参加者の皆さんの記憶に残ることでしょう。(山と道HLC北海道アンバサダー 峠ヶ孝高)

山と道HLC北海道アンバサダー峠ヶ孝高の投稿

ゲストの古市竜太さんの投稿

参加者の@keiji9330さんの投稿

UL的な思考や軽量化の方法論を学ぶことで楽しみ方が広がるアクティビティがありますが、ファストパッキングもそのひとつ。参加者の皆さんには今回の入門で得たことを、より長い旅路で実践していってもらいたいですね!(スタッフ木村)

HLC四国
石鎚参り
2泊3日ULハイキング

【UL HIKING PRACTICE】

HLC四国ではHLC北関東に続き10月22日(金)から24日(日)までの3日間、皿ヶ嶺連峰から石鎚山系までを繋ぐトレイルで、2泊3日の『UL HIKING PRACTICE』を行いました。

ルートは松山市近郊の皿ヶ嶺連峰から尾根伝いに石鎚山系まで繋ぐ縦走路で、過去に一部廃道になっていた箇所を、山と道HLC四国アンバサダーの菅野が地域の仲間たちと一緒に整備した思い入れのある道でした。(廃道復活の記事はこちら

事前に菅野のアドバイスにより山の経験が豊富な参加者も徹底的な軽量化に挑戦したことで、長い急登や悪路もペースを落とすことなく進むことができ、参加者全員が無事ゴール!

大変さと楽しさが一杯詰まったHLC四国らしいプログラムでした。

今年もチャレンジングなルート設定だったので、参加者の皆さんに装備のUL化の恩恵を強く感じていただけたと思います! ギリギリまで削った食料や水が少し足りなかったり、想定気温よりも下がり寒さに震えたり、それらも全て経験値アップとして大いに役立ったと思います。下山して温泉入浴後、3日間着続けた無臭のメリノ製品をまた着用し、すました顔でバスに乗って帰りました(笑)。 (山と道HLC四国アンバサダー 菅野哲)

山と道HLC四国アンバサダー菅野哲の投稿

参加者の@toon_ro9さんの投稿

今年から始まった『UL HIKING PRACTICE』は、実は昨年のHLC四国の石鎚ロングトレイル2泊3日のプログラムがきっかけとなり誕生したカテゴリー。昨年は参加者の約半数がリタイアするほどのチャレンジングな行程でした。今年も同様に厳しい行程にも関わらず、参加者全員が最後まで歩き切ることができたことは、HLC四国としての大きな進歩を感じました。参加者の皆さん、本当にお疲れさまでした!(スタッフ木村)

HLC関西
箕面山
ファストパッキング入門

【AMBASSADOR’S SIGNATURE】

HLC関西では10月24日(日)に、大阪市内からアクセスがよく多様な遊びが楽しめる箕面山で、ファストパッキングの入門プログラムを行いました。

HLC関西で毎年開催している本プログラム。山と道HLC関西アンバサダーの中川が得意とする山行スタイル・ファストパッキングに興味がある方が集まり、最低限のビバーク装備を背負って20km程度の道のりを駆け抜けました。

足早に歩いたり、時には走りながらファストパッキングの魅力や危険性をお伝えし、参加者の皆さんにとって新しい山の楽しみ方が広がる機会になったようです。

プログラムの必携品をあえてビバークを想定したファストパッキングの装備一式という曖昧な設定にしたこともあり、ザックはランベストスタイルの方から山と道THREEの方まで容量も違えば、中身もそれぞれ。より長く、距離を伸ばして、歩き続けるのに重量は大きなネガティブな要素になるけど、装備を安易に削りすぎることで、ミッションを成し遂げることが難しくなったり、場合によれば命の危険にも及ぶこともあります。様々なケースでのリスク管理やファーストエイドの重要性などを話し合いました。(山と道HLC関西アンバサダー 中川裕司)

山と道HLC関西アンバサダー中川裕司の投稿

参加者の@ecco0523さんの投稿

参加者の@kubo_kazunoriさんの投稿

UL的な思考や軽量化の方法論を学ぶことで楽しみ方が広がるアクティビティが多々ありますが、ファストパッキングもそのひとつ。参加者の皆さんには今回の入門で得たことを、より長い旅路で実践していって欲しいですね!(スタッフ木村)

プログラムに参加していただいた皆さん、素敵な投稿をしていただいた皆さん、本当にありがとうございました。 

2021年も残すところあとわずかですが、12月は各エリアで冬季のULハイキングを学ぶ『山と道のULハイキング入門(積雪期編)』を開催予定で絶賛募集中! プログラムに参加してみたい方、山と道HLCの活動に興味を持たれた方は、ぜひCOMMUNITYページをご覧ください。

連載「山と道HLCを振り返る」