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山と道HLCを振り返る

2021年8月のプログラム

毎月の活動を参加者の皆さんのインスタグラム投稿でシェア
2021.09.09
山と道HLCを振り返る

2021年8月のプログラム

毎月の活動を参加者の皆さんのインスタグラム投稿でシェア
2021.09.09

ハイキングカルチャーを育むコミュニティー作りを各地域で行っている「山と道HLC」の活動を、各地域のアンバサダーや参加者の皆さんのインスタグラム投稿を通じて振り返ります。

山と道HLCの8月は、HLC東北とHLC鎌倉にて『山と道のULハイキング入門』を行いました。

ULハイキングとは、ただ単に荷物を軽くすることではありません。何のために軽くするのかを理解し、軽くするにはどうすれば良いのかを学び、そして実際のフィールドでのトライアル&エラーを繰り返していく中で、それぞれのULハイキングのスタイルとして洗練していくものだと思います。

道具やウェアも使い方を工夫したり自作することが、新しいものを買うことよりも勝る場合も多いでしょう。ULハイキングを消費活動に終わらせるのではなく、ぜひ自分自身の「ライフ」にもフィードバックできる方法論として身につけてください。

9月19日ー20日に予定していた山道祭は来年へ順延となりましたが、また皆さんと集まれる日を心待ちにしています。

山と道HLCプロジェクトディレクター 豊嶋秀樹

スマートフォンでは各投稿のキャプションが一部表示されないことがありますが、リロードを繰り返すことで正常に表示されます。また、各画像をタップすることでインスタグラムの投稿に直接アクセスできます。

HLC東北
山と道の
ULハイキング入門

【UL HIKING LECTURE】

HLC東北では8月8日(日)に、山と道HLCの導入的な位置づけの『山と道のULハイキング入門』を岩手県紫波町にある『オガールプラザ』内のレンタルスペースで開催しました。

HLC東北として今年2回目の『山と道のULハイキング入門』。講師は会場のオガールプラザ内にあるアウトドアショップ『Knotty』の店長であり、山と道HLC東北アンバサダーの上野が担当し、ULハイキングの魅力や装備の軽量化の考え方、道具を取捨選択などを参加者にお伝えしながら装備の軽量化を実現していきました。

少人数でアットホームな雰囲気でプログラムは進行。ULハイキングに関するディスカッションや上野のパッキング紹介の時間を長く取り、参加者の皆さんには満足度の高いプログラムになったようです。

今回のプログラムは春以来、久しぶりの机上講習でした。東北エリアは、お盆を過ぎると秋山気候になるため、これからの秋のハイキングのお話もさせてもらいました。気温差があるシーズンの軽量化はなかなか難しいですが、今回の内容を活かし秋山を楽しんでもらえればと思います。次回のHLC東北のフィールドプログラムへの参加意欲が参加者の皆さんからすごく感じれたことも嬉しかったです。(東北アンバサダー 上野裕樹)

アンバサダー上野裕樹の投稿

2021年、各地で回数を増やし開催してきた『山と道のULハイキング入門』。ここで学んだ知識や方法を山行に取り入れられた方から「軽量化で山の感じ方が変わった。」「軽くしながらも安全性を損なわない考え方が身にしみた。」「他の参加者の道具も見れて参考になった。」などの感想をいただき嬉しい限りです。
夏が開けると、秋冬シーズンに沿った『山と道のULハイキング入門』も各地で実施予定なので、興味のある方はぜひご参加くださいね。(スタッフ木村)

HLC鎌倉
山と道の
ULハイキング入門

【UL HIKING LECTURE】

HLC鎌倉では8月29日(土)に、HLC東北に続き『山と道のULハイキング入門』を開催しました。

前回に続き感染症拡大の影響に伴って、Zoomを使ったオンライン開催に変更。山と道スタッフ木村がULハイキングの思考や装備の軽量化の手順をお伝えした後、参加者の皆さんは一つひとつの道具の重さを量りながら、Googleスプレッドシートで全員に共有されたギアリストを埋めていきました。「スタッフサックやジップロックの数って実は多いんだね」「防寒着が減らせるかも」とギアリスト作成の過程で、多くの気づきを得ている方も。

後半は、バックパックへ使いやすく無駄なく道具を収納する方法を紹介するパッキング講座。最後まで質問や意見が活発に飛び交い、参加者の皆さんにとって学び多きプログラムとなりました。

参加者の皆さんの共通の課題は「ULギアを持っているが、パッキングするとなぜか装備全体が重くなってしまう」でした。軽い道具に替えるだけではULにならず、山の経験や行く山に合わせて道具を取捨選択することの重要性に気づいていただけたようで、次の山行に向けて意欲的な様子が、僕も嬉しかったですね。
オンライン開催になったにも関わらず、貴重な週末の時間を使い参加いただけたことに、感謝の気持ちで一杯です。(山と道スタッフ 木村弘樹)

山と道スタッフ木村弘樹の投稿

コロナ禍の思わぬ副産物のひとつとして、この『山と道ULハイキング入門』のオンラインでの開催が徐々に洗練してきたことが挙げられます。もちろん、「リアル」で開催できるに越したことはありませんが、オンラインで開催することにより、遠方からの参加が可能になったり、ギアリストのチェックの共有度が高まったりしています。
新しい音楽や表現は常に逆境の時代に生まれます。僕たちもこのコロナ時代をバネにさまざまな試みを続けていきたいと思います。(山と道HLCプロジェクトディレクター豊嶋)

プログラムに参加していただいた皆さん、素敵な投稿をしていただいた皆さん、本当にありがとうございました。 

本記事で紹介した『山と道のULハイキング入門』は、秋冬の装備について考える積雪期編を今後各エリアで開催予定! プログラムに参加してみたい方、山と道HLCの活動に興味を持たれた方は、ぜひCOMMUNITYページをご覧ください。

連載「山と道HLCを振り返る」