ハイキングカルチャーを育むコミュニティー作りを各地域で行っている「山と道HLC」の活動を、各地域のアンバサダーや参加者の皆さんのインスタグラム投稿を通じて振り返ります。
山と道HLCの7月は、HLC四国の『瓶ヶ森1泊2日ULハイキング(UL HIKING WORKSHOP)』は天候不良のため順延となったものの、HLC北海道では『知床2泊3日ULハイキング(UL HIKING PRACTICE)』と『山と道のULハイキング入門&山と道ポップアップショップ』、HLC東北では『みちのく潮風トレイル2泊3日ULハイキング(UL HIKING PRACTICE)』、HLC北関東では『尾瀬1泊2日ULハイキング(UL HIKING WORKSHOP)』をそれぞれ開催しました。
山と道HLCプログラムのカテゴリーの中で、最もチャレンジングなULハイキングに挑戦する「UL HIKING PRACTICE」がHLC北海道とHLC東北で開催され、参加者とアンバサダーがひとつのチームとなってそれまでに得たULハイキングの経験を実践する場となりました。ULハイキングの恩恵は、ハイキングの日数やルートが長くなればなるほど感じます。
一方、HLC北関東では尾瀬でワークショップ形式でULハイキングを学びました。百聞は一見にしかず、座学では想像しにくいことも、フィールドで実際に経験すると腑に落ちることも多いはずです。
山と道HLCプロジェクトディレクター 豊嶋秀樹
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HLC北海道
山と道の
ULハイキング入門
&山と道
ポップアップショップ
【UL HIKING LECTURE&POP UP SHOP】
HLC北海道では7月3日(土)と4日(日)の2日間、『山と道ポップアップショップ』を北海道ニセコの『Camp&Go』で開催し、2日目の日曜日には、山と道HLCの導入的な位置づけのプログラム『山と道のULハイキング入門』も合わせて開催しました。
『山と道ポップアップショップ』では、北海道では取り扱いが少ない山と道製品を実際に手にとっていただく機会に恵まれ、来店された皆さんは興味津々。ニセコローカルの方にも多く足を運んでいただきました。
プログラムには北海道の各地からULハイキングに興味のある方が集まり、中には1年間で日本百名山登破を目指す意欲的な大学生の参加者も。
プログラムは心地よい風が抜ける屋外にテントを張り、北海道アンバサダー峠ヶのもと和やかな雰囲気で進行。参加者の皆さんには持参した道具のギアリストを作成しながら道具の取捨選択の方法を学び、装備の軽量化の手順やポイントを理解していただきました。
『山と道のULハイキング入門』では、夏の北海道の1泊2日のテント泊装備を持参していただき、ひとつひとつの重さを量りながら参加者の皆さん同士で装備を紹介しあったり工夫しているポイントを話したり、充実した内容となりました。
またポップアップショップでは、山と道の春夏の新作のサイズ感や機能性について、スタッフのキムから直接詳しく説明を受けることができ、北海道の山で使用できるギアの選択肢がより広がりました。(北海道アンバサダー 峠ヶ孝高)
アンバサダー峠ヶ孝高の投稿
プログラムに参加した@ikeda.kosugi_100mountainsさんの投稿
「ポップアップショップの前に、夏のニセコオートルートを歩きたいです」と僕の相談に、一緒に山を歩いてくれた北海道アンバサダーの峠ヶさん。ポップアップショップ当日には、そのニセコオートルートを旅したMINI2などの道具を店内に飾らせていただき、ニセコの山々をウルトラライトで楽しめる製品を案内させていただきました。冬のポップアップショップで来られた方々との再会もあり、有意義な滞在となりました。(スタッフ木村)
HLC北海道
知床
2泊3日ULハイキング
【UL HIKING PRACTICE】
HLC北海道では7月9日(金)から11日(日)までの3日間、日本最北端の世界遺産の地、知床で2泊3日のULハイキング・プラクティスを開催しました。
HLC北海道では初開催となった『UL HIKING PRACTICE』のプログラム。過去にHLC北海道のプログラムに参加した十分に山の経験のある方が集まってチームとなり、事前のギアリスト提出と装備の軽量化はもちろん、山行計画自体も一緒に組み立ててのぞみました。
ハイキング当日は「これぞ知床!」と言わんばかりの圧倒的な自然に触れ、この地ならではの動物に遭遇しながらチームで歩きぬいた3日間。参加者全員の心に深く刻まれるハイキングになりました。
今回のプログラムは、参加者の皆さんとは事前の装備の軽量化に加え、スケジュールや移動手段、テン場などを一緒に考えていく内容。ハイキング中も細かなルート取り、歩きや休憩のペースなどの意見を出し合いながらのチームでの山行でした。途中、ヒグマにも遭遇する緊張感もあり、とても濃い3日間の山行となりました。(北海道アンバサダー 峠ヶ孝高)
アンバサダー峠ヶ孝高の投稿
プログラムに参加した@qux9さんの投稿
プログラムに参加した@aopannnnさんの投稿
「知床は野生感溢れるこの時期がとてもいいよ」という話をHLC北海道の仲間から度々聞きますが、まさにその通りとなった今回のハイキング! 個人的にも一度は訪れてみたいなという気持ちがより高まりました。(スタッフ木村)
HLC北関東
尾瀬
1泊2日ULハイキング
【UL HIKING WORKSHOP】
HLC北関東では7月3日(土)と4日(日)の2日間、日本最大級の山岳湿地を有する尾瀬で、1泊2日のULハイキング・ワークショップを開催しました。
今回のプログラムは、ハイキングの距離はあえて短めで、フィールドでのワークショップや参加者の皆さんを交えたディスカッションの時間を長くとる『UL HIKING WORKSHOP』で装備の軽量化も山の経験値も同じくらいの参加者が集まり、晴天にも恵まれたことにより、テント場ではUL談義は特に花が咲いたとか。
「ULハイキングをもっと知りたい! 深めたい!」という熱心な参加者の気持ちが重なり、濃密なプログラムとなりました。
尾瀬で開催したUL HIKING WORKSHOP。今回は参加者の皆さんが事前に提出したギアリストの中身や、当日のパックウェイト(=水、食料、燃料などの消耗品も含めたバックパック全体の重量)も6kgくらいだったこともあり、参加者から軽量化に熱心な印象を受けました。
今回の尾瀬は行程も軽めに設定できるので何か新しいことを試すには最適なフィールドだと思います。参加者が5人と少人数でしたが、少人数ならではの良さがありますね。初夏の尾瀬はワタスゲやニッコウキスゲなどの花々もハイキングを彩ってくれました。(北関東アンバサダー 廻谷朋行)
アンバサダー廻谷朋行の投稿
プログラムに参加した『LUNNETES』店長・水戸さんの投稿
HLC北関東らしく軽量化に意欲的な参加者が集った今回のプログラム。プログラムの参加者のみが利用できる「山と道レンタルサービス」を活用し、軽量のワンポールテントの良さを実感された参加者もいらっしゃったとか。ULハイキングの楽しさ、豊かさに気づく機会になれば嬉しいですね。(スタッフ木村)
HLC東北
みちのく潮風トレイル
2泊3日ULハイキング
【UL HIKING PRACTICE】
HLC東北では7月16日(金)から18日(日)の3日間、HLC東北のプログラムではお馴染みのみちのく潮風トレイルで、2泊3日のULハイキング・プラクティスを開催。アンバサダーの上野とHLC東北のコミュニティの仲間がチームになってチャレンジングなハイキングを行い、ULハイキングの可能性を深めていきました。
連日の炎天下の中、HLC東北として最長の70キロの道のりを、ひとりも欠けることなく歩き抜いた参加者の皆さんの喜びはひとしお。ULハイキングの恩恵だけでなく、チームの重要性も感じたプログラムとなりました。
HLC東北では初の2泊3日のチャレンジングなプログラム。今回は過去に山と道HLCの1泊2日のプログラムに参加したことがあることを参加基準にし、「より長く歩くこと」と「TEAM」をテーマとして、参加者の皆さんと協力し合って走破することを掲げてスタートしました!
天候も思いっきり味方し過ぎの猛暑、猛暑、猛暑の3日間(笑)。大小様々なトラブルも皆で乗り越えゴールに辿り着いた時は、個人的にも感慨深い気持ちで一杯でした。(東北アンバサダー 上野裕樹)
アンバサダー上野裕樹の投稿
プログラムに参加した@takuroku_666さんの投稿
プログラムに参加した@yuukiukiuki289さんの投稿
今回のプログラムの写真の中には、前回開催された『UL HIKING WORKSHOP』にも参加された顔がチラホラ。お馴染みのみちのく潮風トレイルで、よりチャレンジングなハイキングをやり遂げた参加者の皆さんの顔がとてもイキイキしていて、何だかこちらも嬉しい気持ちになりました。(スタッフ木村)
プログラムに参加していただいた皆さん、素敵な投稿をしていただいた皆さん、本当にありがとうございました。
本記事で紹介したチャレンジングなULハイキングを経験する『UL HIKING PRACTICE』は、その他のエリアでも開催予定です。プログラムに参加してみたい方、山と道HLCの活動に興味を持たれた方は、ぜひCOMMUNITYページをご覧ください。