山と道トレイルログ

あやなんのULハイキング研修

心の荷物を削ぎ落としたヨーロッパアルプスの14日間(前編)
文/写真:永井絢菜
2024.11.28
山と道トレイルログ

あやなんのULハイキング研修

心の荷物を削ぎ落としたヨーロッパアルプスの14日間(前編)
文/写真:永井絢菜
2024.11.28

社是としてスタッフには「ハイキングに行くこと」が課される山と道。「願ったり叶ったり!」と、あちらの山こちらの山、足繁く通うスタッフたち。この『山と道トレイルログ』は、そんなスタッフの日々のハイキングの記録です。今回は、山と道京都スタッフ「あやなん」こと永井絢菜が、社内で昨年から始まった「ULハイキング研修制度」を利用して、ヨーロッパアルプスの名峰・モンブランからマッターホルンを結ぶ250kmの「オートルート」を、14日間かけて歩いたストーリーの前編をお届けします。

彼女の以前の『山と道トレイルログ』を読んでいただけたら分かるように、いつも好奇心の赴くままに突き進む永井。ですが、「いまの自分は感性が錆びついているのではないか?」とふと立ち止まります。鈍った感性を磨き直そうと、直感に従って「オートルート」へ向かい、心が洗われるような絶景のスイスアルプスを繋いで歩くことに。

この記事はハイキングの記録でもあり、赤裸々な日記でもあります。ひたすら歩き、人と出会い、自分と向き合うことを繰り返しながら綴られる彼女の心情の変化に、共感する人も多いはず。日々の生活の中で溜め込んでしまった心の荷物を下ろしに、いざ出発です。

はじめに

鈍った直感、洞察力、錆びついた感性を刺激しに行きたい。直感力や感じる力を磨きに行こう。客観的な事実はネットで調べればすぐに分かる。物事の本質は、外からの情報では分からず、触れてみてこそ自分の中から湧き出てくるもの。触れてみて初めて分かる主観的なもの。その本質を感じる旅にしよう。

出発前、関空での日記の1ページ

今回のJOURNALは歩き方や持ち物などの具体的なHow toではありません。ここでは旅の様子と、私が歩いている最中に考えていたことや心の変化について、実際に綴っていた日記をもとにお届けします。

私が今年のULハイキング研修に選んだ場所はヨーロッパです。念願のスイスアルプス。トレイルの名前は「Walker’s Haute Route (略してオートルート)」。海外登山の中心地のひとつ、フランスのシャモニーにそびえ立つモンブランと、スイスのツェルマットにあるクライマーの憧れの山マッターホルンを繋ぐロングトレイルです。公式のルートはなく、セクションごとにいくつかのルートがあるので自由に繋げられます。

今回私は2,500〜3,000mの峠を11山越えました。例えるならほぼ毎日、日本アルプスの山を登っているようなもの。総距離は200km前後ですが、私は一部距離を伸ばして約250kmを、途中天候が荒れて停滞した日も含めて14日間かけて歩きました。スタート地点はフランスですが、3日目にはスイスに入ってスイスアルプスを歩き、毎日本当に絶景の連続でした。

以前からオートルートの存在を知っていたわけではありません。今年のULハイキング研修はどこに行こうかなぁ。去年は世界情勢の関係でヨルダンを断念して九州自然歩道を歩いたし、今年は海外トレイルを歩きたいねんけど、どこか良いところないかなーと、『ワールド・トレイルズ:世界は歩いてみたい「道」にあふれている』という本をペラペラ捲っていました。途中で目に止まった1ページに書かれた“モンブランからマッターホルンへ”という一文。一気に惹きつけられました。いつかはヨーロッパアルプス、特にスイスを歩いてみたいという憧れがずっとあり、しかも距離も難易度も時期も今の私にピッタリ。決定! やりたいことの決断はいつも早いです。

山と道に入社して初の海外トレイル。入社前の海外トレイルでは約60Lのバックパックを使用していたのに、今回は出国から帰国までMINI2で行きました。それにフロアレステントで海外トレイルをひとりで何日も歩くなんて、何年か前の私には信じられなかったなぁ。

今回歩いたオートルート。フランスのシャモニー、モンブランの麓の町をスタート地点とし、スイスのツェルマット、マッターホルンのある町まで歩く。

7/9(火)北京 トランジット

関西国際空港を出発し、24時間かけてスイスのジュネーブ空港へ向かう。途中、北京での乗り継ぎは10時間待ち。北京の空港のWi-Fiは激弱で、それでもインスタグラムを開こうとする自分がいる。

やめよう、もう気にしない。周りからの評価なんて気にしないで自分の時間を楽しもう。ULハイキング研修という制度を使って山へ行くから、もちろん仕事の一環となる。でもそれに囚われて、歩くことが仕事と思わず楽しむこと! 歩くのは会社のためでも、画面の向こうの誰かに見せるためでもない。自分が歩きたくて歩いている。山が好きだから。それを応援してくれる会社なのだ。そしてこんな経験をさせてくれる山と道に感謝。

目の前の山を純粋に楽しむ。

楽しさは人から人へ伝染する。

心から楽しんでいるのか、仕事として歩いているのかは伝わるんだから。

7/11(木)スイス ジュネーブ

やっとジュネーブ空港に到着。ジュネーブには以前に京都で同じマンションに住んでいた友人のクリステルがいる。その日はお家に泊めてくれることになっていた。旦那さんと一緒に空港まで迎えに来てくれて久しぶりの再会。ジュネーブの街を色々見せてくれて、アイスクリーム屋さんやチーズフォンデュのレストランへ連れて行ってくれた。スイスで有名な安いスーパーや、おすすめのチーズも教えてくれて何から何までお世話してくれた。めちゃくちゃ優しい夫婦。

こうしてトレイル前に英気を養い、ふたりに見送られながらバスでスタート地点の街、シャモニーへ向かう。

チーズフォンデュの本場はスイス。基本、パンしかフォンデュしない。

クリステル(左)と旦那さん(右)。クリステルはデザイナー兼イラストレーター。日本が大好きでスイス人向けに日本風デザインの小物を制作販売している。

7/12(金)出発前日 フランスのシャモニーにて 

今日はひたすら街をぶらつき、スーパーで食料を買い出し、ゆとりを楽しんだ日。ゲストハウスでもらった電車の無料チケット*があるから電車に乗るだけの旅をしよう。

*シャモニーでは宿泊施設やキャンプ場でもらえる

端の駅までただ乗ってみる。降りてみる。特に用事はないけれど。

でも、最終の駅で降りた街に暮らす人たちの生活は、街の中心の雰囲気とは全然違った。木のお家でバルコニーにはカラフルな花の植木鉢。庭にはテーブルと椅子があってそこに座る老夫婦が見えた。こんなに静かなフランスの田舎、しかもモンブランの麓に家を持っているなんて素敵やな、別荘かなぁ。

いいなー。こういう海外での暮らし。老後…でなくともいつか将来の旦那さんと悠々自適に自然の麓で暮らせたら良いなぁ。広いお家で外にテーブルと椅子があってコーヒーでも淹れて。

町外れの別荘か家。住みたい。

フランス、シャモニーの街

ゲストハウスで調理した出発前夜の夕食

私は今、フランスにいる。Googleマップの画面越しからは得られない確かなものが目の前にある。その生のエネルギーに触れることで、そのものが持つパワーを受け取れると思う。そのためには正直な自分であること、純粋に対象と向き合うことなど、きちんと受け取るための土台が必要。明日からいよいよ歩く。そこに確かにある山に心から純粋に向き合って感じよう。まだ知らない地球の一面を。

常に自分に正直であること。

フランス、シャモニーのゲストハウス、アルペンローズのドミトリーのベッド上にて。

7/13(土)Day1 シャモニー→シェズリー湖
18km(↑1,460m / ↓600m)

今朝、早くに目が覚めた。スタート前のソワソワした気持ちのせい。二度寝はできず。朝ごはんはネクタリン、ブレッド、コーヒー。そして少しのソーセージ。フランス語表記が読めず、砂糖だと思ってコーヒーに入れた物体は塩だった。塩コーヒーは捨てる。

出発前の朝ごはん

ULハイキング研修の出発時に行うことになっている山と道のインスタグラムのフィードもストーリーズも無事投稿し終わって、もう自由だ。思いきり目の前の山を楽しむぞ。急がずゆとりを持って。オープンマインドで明るく前を向いて、不安はどうしようもないから考えない! エネルギー溢れる行動力のある楽しい女性になりたい。

常に素直に前向きに。これからどんな道をゆくのだろう⁉︎

【同日18時03分】

今日はグランドジョラスとモンブランを望めるシェゼリー湖の湖畔まで歩いて、テントを張ることにした。

花と緑と小さな湖を見ながら歩くという素晴らしい初日。いよいよ歩き始めたけど実感が湧いてるのか湧いていないのか、少しふわふわした感覚。ここはまだシャモニーが近いから日帰りハイカーもたくさんいてトレイルはとても賑わっていた。

初日の景色。これからずっと歩く道へのワクワクがさらに増していった。

左の尖った山群がグランドジョラス、右の雪に覆われている山がモンブラン

時間に余裕を持って歩くのは良い。何事にも余裕はあったほうが良いと思う。時間、水、食料、気持ち。例えばレースだと自分をギリギリに追い込んで、その緊張感や達成感を味わうのも良いけど、山歩きは競うものじゃないと思っている。余裕があることで知らない誰かと話せたり、足元に咲く花を見つけられたりする。

今日は道中、時間があったからモンブランが綺麗に見える場所でひと休みした。バックパックを下ろして腰を下ろすと、足元に小さなお花がたくさん咲いていた。

私が歩いた時期のスイスアルプスは高山植物が鮮やかに咲き誇るベストシーズンだった。オートルートの夏は高山植物がたくさん咲いていることでも有名。

愛用テントはライトウェイのピラオム ソロ タープ

7/14(日)Day2 シェズリー湖→トゥリアン村
20km(↑1,100m / ↓1,960m)

今日はシェズリー湖から、フランスの山間にあるアルジャンティエールという小さな村への下りから始まった。特におもしろい下りではなかったな。そこからポゼット峠、バルム峠を越え、スイスのヴァレー州にあるトゥリアン村のキャンプ場まで。途中でフランスからスイスへ入ったらしい。なんの道標もないのでどこが国境かは分からなかった。

シャモニーから離れたことでハイカーの数はぐっと減り、静かで牧歌的な空気に変わった。

なんともスイスらしい景色。

途中のアルジャンティエール村に寄ってスーパーでリンゴ、クッキー、ガスストーブの点火スイッチが壊れたのでライターを買った。日曜日だったからか広場でマルシェが開かれていた。キャロットケーキ3.5€。すなわち600円…買った。キャロットケーキ好きには見逃せなかった。パン屋さんでは昨日のパンが半額になっていたのでもちろん買う。クッキーはココナッツサブレ。日本のスーパーでよく売っているものと同じ味。

外のテーブルで食べたキャロットケーキ

今日歩いている途中、グランドジョラスを見て「あのグランドジョラスに登頂しようとして命を落とした人はたくさんいる。数々のドラマがある場所」と想像を膨らませたけど、大学生の時にアフリカで満天の星空を見たときのような衝撃的な感動はなかった。今の自分は心が動く経験はできるのかな? 動きづらくなっているのか、それとも成長したのか?

7/15(月)Day3 トゥリアン村→シャンペ
13km(↑1,280m / ↓1,130m)

朝はのんびりテントを片づけて8時ごろ出発。今日は「アルペットの窓」と呼ばれるダルペット峠を越えて次の村、シャンペ*まで来た。

*スイス・ヴァレー州の小さな村。美しいアルプスの避暑地と呼ばれており、モンブランを周回するトレイル、ツール・ド・モンブランやトレイルランニングの有名な世界大会UTMBでも通る

標高差が大きいけれど素晴らしい展望を味わえるコースということでこのルートを選んだけど、スタートのキャンプ場から朝イチの登りがきつかった…。きついけど後ろを振り返ると元気が出る景色が広がるジグザグの登り道。ダルペット峠まで一気に登って一気に下る。距離的にはあまり歩いてない。

登り切った先、アルペッテの窓と呼ばれる場所。

こんな景色が続く

大きな川の水、流れる川を見てふと思った。人にはそれぞれの楽しみ方がある。海、音楽、空、アート、エンタメ、様々な分野でみんなそれぞれの好きを楽しんでいる。私にとってはそれが山。

知っていることからしか想像できないし、知っているものでしか自分の世界は作れない。私の世界も偏っているんだろうし、知らないことだらけやなー。

シャンペには15時ごろ着き、食料を買い足した。明日から距離も伸びるだろう。花咲く草原のスイスアルプス。トレイル横には自由気ままそうな牛たちがたくさん。みんなカウベルをぶら下げていて、その鐘の音を聞きながら歩く夢のような時間。ちゃんと心に刻もう。

今、18時29分。シャンペのキャンプ場にて。雨が降っている。

買い足した食料

シャンペのキャンプ場。一晩中テントに雨が当たる音がしていた。

7/16(火)Day4 シャンペ→ブリュネ小屋
23km(↑1,700m / ↓1,000m)

今日はよく歩いた。シャンペからオルシエール村へ急な下り、そしてミレ峠へ長い登り返し。さらにその先のブリュネ小屋まで来た。思いのほかオルシエール村らへんの道がわかりづらくて時間がかかったので「もう今日はミレ峠までにする!」という気で歩いていたけど、ミレ小屋に着いた時にはまだ16時で明るかったので、ブリュネ小屋まで行っちゃうかーとここまで来た。

いま20時過ぎやけどまだまだ明るい。日本のアルプスでは明るくても16〜17時ごろまでにはテント場に到着しておくのが一般的やけど、こっちは山の中にテント場はないので時間のルールもない。20時や21時にテントを張るのも普通のよう。

昨日キャンプ場で日記を書き終えた後、初めてオートルートを歩いているハイカーと出会った。ブルガリア人で名前はイヴァイロ。雨が降っていたから屋根の下のテーブルには人が密集していて、皆それぞれのグループで喋ってるなか、私はひとりインスタントヌードルを作ろうとしていた。

袋の後面に作り方がフランス語で説明されてるけど、さっぱり理解不能。お湯の量っぽいところに「25」と書いてあるけど。前に座っていた、ソロっぽい男の人に「このラーメン、お湯25ml?」と一応聞いてみた、その男性がイヴァイロ。

そもそもヨーロッパではテント泊縦走が日本のようにメジャーじゃなくて、しかもソロハイカーとなるとさらに少ないからソロの我々は自然とテーブルの端に座っていた。

イヴァイロ「250mlやな(袋の作り方を見ながら)」

そりゃ25mlなわけないか。私は外から与えられる情報を当たり前のように頼って、信じすぎている。もう少し自分の感覚を大事にしよう。GoogleマップやGPSもそう。普段の生活でも自分がいる場所を機械に教えてもらってばかりいると、現在地と目的地の間をすっ飛ばしてしまって、そこにあるはずの美しいものや知らない世界を見落としてしまっているんじゃないかと思うことがある。山も山頂に立てれば良いんじゃなくて、歩いているその時間の方が好きやもんな〜。

イヴァイロはさっきまで私がオートルートのマップと睨めっこしていたところを見ていたらしく「君、オートルート歩いてるん?」って聞かれて話していると、お互いに初めて出会ったオートルートハイカーだった。同じ日にシャモニーから歩き始めていたことが分かった。嬉しい!

ブリュネ小屋

山小屋では何種類ものチーズフォンデュやパスタ、サラダ、ホームメイドケーキがある。

7/17(水)Day5 ブリュネ小屋→ルーヴィー小屋→プラフルーリ小屋
21.3km(↑1,960m / ↓1,310m)

朝8時15分出発。まずは山間の小さな村フィオネェまでの下山から始まる。そこで休憩してルーヴィー小屋までの1,000mの登りが始まった。途中のルーヴィー小屋までは良い。ルーヴィー小屋からまた800mくらい登る。しかもそこから私の神経をすり減らす氷河エリアが始まった。

ここで滑り落ちたら誰にも見つけてもらえない…。本当に恐怖だった。

時刻は17時を過ぎている。ここは日照時間が長いからまだ大丈夫なはずなのに、時刻という数字が私を怖くさせる。目指しているビバーク場所にたどり着くのか。曇天で薄暗く、日本から遠く離れた国の誰もいない山の中は怖い。

水さえあればどこでビバークしてもいいわけなのに、人の存在を感じたいと思ってしまう。めっちゃ滑る氷河でペースは上げられないし、ルートファインディングも難しくて自分が正しいルート上にいるのかも分からない。後方遠くの方にカップルの姿が小さく見えて、その存在だけで安心した。ありがとう。もし視界に誰もおらず本当にひとりだけだったらどれだけ怖かっただろう。今日の目的地はまだ遠い。自分の体力、時間、距離、まだ登らないといけない。ルートは雪に埋もれている。

こわかった、こわかった。

満身創痍になりながら目的としていたビバーク場所に無事辿り着いた。良かったー! 毎日めっちゃ登って下って全身が疲れている。明日はアローラという村に向かう。

午前中は川でパンツを洗うくらいには元気だった。

7/18(木)Day6 プラフルーリ小屋→アローラ
18.3km(↑620m / ↓1,360m)

今朝は朝8時10分に出発して小さな村アローラへ。昨日と打って変わって快晴。ディス湖の周辺は天国みたいに綺麗。山に囲まれた大きな青い湖。気持ちよかったー。アローラまでの下りは地味に長かった。アローラのスーパーは売店という感じで小さかったが、キャンプ場ではシャワーを浴びれたし水道も綺麗。

毎日登って下ってを繰り返して身体は疲労を感じている。なぜか分からんけど左肩が痛い。行動食はクッキー、パン、ソーセージという感じ。安いものしか買ってない。今日はプロテイン入りのクッキーを買ってみた。あんまりおいしくなかった。

ディス湖

ドライアウト

あ、今日思ったこと。非日常を求めてよく山へ来たりこんな場所を歩いているけど、そこで共に歩く老夫婦や友達たち、家族、カップルを見ていると当たり前の日常がいちばん幸せなことに改めて気づく。非日常よりやっぱり日常が大切で、いつも周りにいる人たちや大切な人が当たり前に側にいること、それがなにより尊いことか分かる。だからいつも以上に当たり前の日々を楽しく尊く大切にできる。

壮大な大自然が360度広がり、天国のような景色のスイスアルプス。毎日のアップダウン、次々に現れる絶景、人との出逢い、すべてが新鮮でみずみずしい日々だが、気づけば既に全行程の約半分を歩き終えている。一歩ずつ確実にマッターホルンに近づいている。

【後編に続く】

YouTube

永井とスタッフJKが旅の模様をYouTubeでも振り返りました。

永井絢菜

永井絢菜

山と道 京都スタッフ。 前職は看護師。学生時代から旅が好きで自然を求めてバックパッカーの旅をしていた。その中で山登りにはまり、看護師の傍ら山に登りまくっていた。仕事を辞めて海外 × トレッキングの旅に出たいと思い、退職後アメリカのジョン・ミューア・トレイルやチリのパタゴニアトレッキングをはじめ、カナダ・南米を中心に山を求めて旅をした。その中で日本の山は素晴らしいということを再認識し帰国後山と道スタッフに。走ることも好きでトレイルランニングも楽しんでいる。山を歩いている時間が好きなので必ずしも頂上には登らなくてもいい。

連載「山と道トレイルログ」