2024年3月のプログラム
毎月の活動を参加者の皆さんのインスタグラム投稿でシェア
2024.04.15

ハイキングカルチャーを育むコミュニティ作りを各地域で行っている「山と道HLC」の活動を、各地域のアンバサダーや参加者の皆さんのインスタグラム投稿を通じて振り返ります。

南北に長い日本列島の春は地域によって天候や気温は様々です。三寒四温と言われるように、同じエリアであっても暖かくなったかと思えば、寒の戻りで真冬のような寒さにも。山の上となるとその差はさらに大きくなり、ハイカーにとってギアやウェア選びが難しい季節ですね。

今年は雪が少ないと言われていましたが、3月になってから日本全国に寒波と降雪をもたらしました。気温の上昇も例年に比べると穏やかなので、標高のある山はまだまだたっぷりの雪をまとっているはずです。

同時に晴天に恵まれた日には、陽光は眩しく雪面に反射し、ザクザクとした雪を踏みしめて稜線を歩けば、誰もが口元をほころばせずにはいられません。身も心も軽快になって春の光の中を歩くことは、冬から解放された喜びで溢れていることでしょう。

山と道HLCにとって3月は年度最後の月となります。コミュニティのみなさんはどんなハイキングで締めくくったのでしょうか。

山と道HLCプロジェクトディレクター 豊嶋秀樹

スマートフォンでは各投稿のキャプションが一部表示されないことがありますが、リロードを繰り返すことで正常に表示されます。また、各画像をタップすることでインスタグラムの投稿に直接アクセスできます。

HLC関西

3月、山と道では「捨てない物作り」というプロジェクトを立ち上げ、在庫生地を用いた新たな製品を作ったり、直営店では手持ちの製品にもう一度輝きをもたらすさまざまな取り組みを行ったりしました。

HLC関西では、3月3日ー4日にカザマナオミさんをお招きし『山と道京都と『Big O』ライブプリント』を、3月24日に『山と道修理部のメリノウールワークショップ』を、3月29日ー31日には藍師・西村尚門さんによる『藍で染めて永く愛するワークショップ』を開催し、参加者の皆さんは道具へ手を加えることでさらに愛着が深まることを実感しました。

また、3月10ー11日には福井県小浜市と京都をつなぐ『鯖街道1泊2日ファストパッキング』を実施。各地のアンバサダー得意分野のアクティビティを行う「AMBASSADOR’S SIGNATURE」のプログラムで、積雪もあるなかで実践的なファストパッキングを経験する機会となりました。

3/10ー11
鯖街道1泊2日ファストパッキング
[AMBASSADOR’S SIGNATURE]

HLC鎌倉

HLC鎌倉でも、直営店の山と道材木座で「捨てない物作り」のさまざまな取り組みを行いました。3月3日(日) には、修理部の北島が講師となって『山と道修理部のメリノウールリペアワークショップ』を開催し、参加者の皆さんは持参した穴あきの山と道のメリノウール製品を実際に補修しました。

3月9日ー10日にはアーティストのカザマナオミさんによるライブシルクプリンティング『山と道材木座と『Big O』ライブプリント』を、3月15日ー17日には京都より西村尚門さんを招いた『藍で染めて永く愛するワークショップ』を実施。古くなったものに新たな価値を与えるプロセスで、道具や素材への理解も深まりました。

HLC北関東

HLC北関東では、3月23日ー24日に日光エリアの例幣使(れいへいし)街道や鳴虫山で『日光1泊2日ULハイキングワークショップ』を開催しました。

ULハイキングのノウハウをフィールドで実践的に学ぶプログラムで、パッキングやギアの検証のほか、食事や行動計画についてのディスカッションを行い、参加者の皆さんはより具体的にULハイキングへの理解を深めました。

HLC四国

HLC四国では、3月9日に松山市のケミビルで『ニュージーランドとネパールのロングトレイルレポート』を愛媛在住の坂本圭志さんと渡邉歩さんを迎えた「GUEST SEMINAR」として実施しました。

2022年、ニュージーランドのロングトレイル「テ・アラロア」とネパールの「エベレスト街道」を歩いたふたりが美しい写真や動画とトークで旅を振り返り、参加者の皆さんはロングトレイルやまだ見ぬ景色へのモチベーションを高めていました。

HLC東北

HLC東北では、福島県新地町からいわき市までをつなぐ「ふくしま浜街道トレイル」で、3月16日ー17日に『ふくしま浜街道トレイル1泊2日ローカルスタディハイキング』を行いました。

「歩くこと」を通じてローカルの魅力を学ぶ「LOCAL STUDY HIKING」のプログラム。ゲストにみちのく潮風トレイルのスルーハイカー富樫信雄さんを迎え、開通したばかりのトレイルの特徴や成り立ち、原発事故の影響による福島の暮らしの変化、今後の課題などについて解説していただきながら歩き、トレイルへ新たな気づきと視点を得た2日間となりました。

HLC北海道

HLC北海道では、『山と道のULハイキング入門』を洞爺湖のZERODAYにて開催。山と道の考えるULハイキングの概要を知ることを目的としたプログラムで、アンバサダー峠ヶが拠点となるニセコを飛び出し出張にて行いました。

各自が持参した道具のギアリストを作成しながら道具の取捨選択の方法を知り、UL装備化の手順やポイントを座学形式で学び、ULハイキング実践のための方法論を身につける時間となりました。

プログラムに参加していただいた皆さん、素敵な投稿をしていただいた皆さん、本当にありがとうございました。

2024年度のプログラムも各エリアで活発に行います。プログラムに参加してみたい方、山と道HLCの活動に興味を持たれた方は、ぜひCOMMUNITYページをご覧ください。

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