ハイキングカルチャーを育むコミュニティ作りを各地域で行っている「山と道HLC」の活動を、各地域のアンバサダーや参加者の皆さんのインスタグラム投稿を通じて振り返ります。
山と道HLCの7月は、梅雨のもどりに翻弄されつつも興味深いプログラムが開催されました。
HLC北海道では、山と道HLCのプログラム中で最もチャレンジングなカテゴリーであるPRACTICEを、コミュニティのコアな結束力をフルに発揮して大きくエリアを変更して実施しました。
その他では、HLC北関東では『奥日光1泊2日ULハイキングワークショップ』と、天候不良のため6月から順延となったAMBASSADOR’S SIGNATURE『那珂川源流釣行』を、HLC鎌倉では定着しつつあるオンライン版『山と道のULハイキング入門』をそれぞれ行いました。
これからのシーズンはULハイカーにとっては本格的なシーズンです。世間では不穏なニュースが後を絶ちませんが、ぜひとも思い出に残る素敵なハイキングをメイクしてください。
山と道HLCプロジェクトディレクター 豊嶋秀樹
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HLC北海道
幌尻岳
2泊3日ULハイキング
プラクティス
【PRACTICE】
HLC北海道では7月8日から10日までの3日間、山と道HLCのプログラムでも最もチャレンジングなハイキングを行うPRACTICEを開催しました。
アンバサダーと参加者の皆さんがチームになって歩きごたえのあるハイキングを計画・実行するPRACTICEですが、直前に、計画していた幌尻岳が悪天候で絶望的となり中止も考えられたものの、これまで積み上げてきたチーム力を発揮し開催地を柔軟に変更。斜里岳と摩周屈斜路トレイルのふたつのエリアで行うこととなり、結果的に、その時のそのメンバーでベストなハイキングをメイクすることができました。
山と道HLC北海道アンバサダー峠ヶ孝高の投稿
参加者@sin_55さんの投稿
どこを歩くのかということよりも、誰とどう歩くのかを優先した結果により導き出されたエリア変更は、HLC北海道のコミュニティの結束力がものを言いました。ニセコを離れて、道東までHLC北海道のネットワークは広がっています。僕にとって北海道は冬の居場所ですが、夏の北海道も捨てがたいなと思っちゃいました。(山と道HLCプロジェクトディレクター豊嶋)
HLC北関東
奥日光
1泊2日ULハイキング
ワークショップ
【WORKSHOP】
HLC北関東では7月9日と10日の2日間、雄大な男体山や景勝地の中禅寺湖など多様な自然を有する奥日光で、ULハイキングを実践の中で学ぶ1泊2日のWORKSHOPを開催しました。
4月から6月に行った『山と道のULハイキング入門』の参加者が、実践の場でULハイキングを経験する本プログラム。参加者の皆さんには事前にギアリスト作成を行っていただいた後、山と道HLC北関東アンバサダーの廻谷から装備軽量化のアドバイスを経て、最終的に全員がベースウエイト4.5kg以下の装備でハイキングを行いました。
途中ULハイキングに関するいくつかのワークショップも交え、より具体的にULハイキングを理解する機会となりました。
山と道HLC北関東アンバサダー廻谷朋行の投稿
参加者@__mt1989さんの投稿
参加したスタッフ中島エマの投稿
座学の『山と道のULハイキング入門』と実践の『ULハイキングワークショップ』。同じULハイキング初心者向けプログラムでも得たこと感じたことは違うでしょう。参加者の皆さんには、今回の新しい発見をこれからのハイキングに活かしていってもらえたら嬉しいですね。まだまだ気持ち良いハイキングシーズンが続くので、実践あるのみです!(スタッフ木村)
HLC北関東
那珂川
源流釣行
【AMBASSADOR’S SIGNATURE】
HLC北関東では7月20日、栃木県の那須岳山麓を源とする那珂川源流で、HLC北関東で毎年恒例となるAMBASSADOR’S SIGNATURE、源流釣行を行いました。
悪天候で予定していた1泊2日の行程は組めなかったものの、山と道HLC北関東アンバサダーの廻谷が日頃から通う源流域を釣り上がり、那須の自然の魅力を別の角度からたっぷり味わうことができました。
山と道HLC北関東アンバサダー廻谷朋行の投稿
天候影響で2回順延となっていた今回のプログラム。「キムさん、ようやく源流釣行できましたよ!」と山と道HLC北関東アンバサダーの廻谷さんから報告が入った時はホッとしました。ぜひ来年はUL装備で源流の奥深くまで味わってもらえたらと思います。(スタッフ木村)
HLC鎌倉
山と道の
ULハイキング入門
(オンライン版)
【LECTURE】
HLC鎌倉では7月17日(日)に、今年度4回目となる『山と道のULハイキング入門』のオンライン版を開催しました。
前回に続き、山と道材木座店長の前原が講師がとなり進行。ULハイキングの歴史や魅力、装備軽量化のポイントや安全面の配慮などを、前原自身の海外のロングトレイル踏破の経験を交えながら解説した後、参加者の皆さんには、作成した1泊2日のハイキング装備のギアリストの見直しを行っていただきました。
ULハイキングをすでに実践している方も数名いらっしゃったことで、ULハイキングについての多様な意見が飛び交い活気のあるプログラムになりました。
山と道材木座 店長 前原秀則の投稿
コロナ禍での対応策として始まったオンライン版での開催でしたが、もうすっかりこれはこれでオフライン版とは違った良さがありますね。山と道材木座 店長の前原くんの説明もわかりやすく、オンラインでの開催はさらに充実させていきたいです。(山と道HLCプロジェクトディレクター豊嶋)
プログラムに参加していただいた皆さん、素敵な投稿をしていただいた皆さん、本当にありがとうございました。
夏のハイキングシーズン真っ只中ですが、山と道HLCでは秋のプログラムの募集がスタート。プログラムに参加してみたい方、山と道HLCの活動に興味を持たれた方は、ぜひCOMMUNITYページをご覧ください。