ハイキングカルチャーを育むコミュニティー作りを各地域で行っている「山と道HLC」の活動を、各地域のアンバサダーや参加者の皆さんのインスタグラム投稿を通じて振り返ります。
山と道HLCの6月は、コロナ禍の影響でずっと開催できずにいた『ミートアップ』をHLC関西で開催しました。ULハイキングのコミュニティーづくりを目的とする山と道HLCにおいて、ハイカーのための懇親会である『ミートアップ』は非常に重要な役割を担っています。当日は山と道代表の夏目彰も飛び入り参加し、とても楽しかったということでした。今後は、どのエリアでも開催できるようになることを祈っています。
HLC関西では『ミートアップ』の翌日に『町石道ローカルスタディハイキング』、HLC東北でもLOCAL STUDY HIKINGとして『三陸町を巡る今昔街道1泊2日ULハイキング』を開催。HLC鎌倉では定番となっているオンラインでの『山と道のULハイキング入門』を開催しました。なお、HLC北関東で予定していた『那珂川1泊2日源流釣行』は天候不良のため順延となりました。
史上最短だったという梅雨が去り、いよいよ本格的な夏山シーズンの到来です。ULらしい軽快さを活かして素晴らしいハイキングを楽しんでください。
山と道HLCプロジェクトディレクター 豊嶋秀樹
スマートフォンでは各投稿のキャプションが一部表示されないことがありますが、リロードを繰り返すことで正常に表示されます。また、各画像をタップすることでインスタグラムの投稿に直接アクセスできます。
HLC関西
ミートアップ
【MEETUP】
HLC関西では6月4日(土)、ULハイキングやHLC関西の活動に興味のあるハイカーの懇親会の『ミートアップ』を開催しました。
短い告知期間にも関わらず、あっという間に満員御礼。当日は山と道代表の夏目と山食音スタッフの庄司も飛び入り参加し、参加者の皆さんにとっては嬉しい驚きからスタート。
参加者の皆さんの自己紹介で場がほぐれた後は、山の話から人生の話まで大いに盛り上がりました。
コロナ禍でなかなか開催に踏み切れてなかった『ミートアップ』。急きょ企画し、1週間前の告知となりましたが、初開催することができました。
まだまだ規模としては派手な宴とはいきませんが、場が和んだ頃に自然と作り上げられた車座、それぞれの顔を見ながら話すその時間は、コロナ以前の山小屋での談話を彷彿させるようで感慨深く、参加者の皆さんもこの懐かしい一体感を噛みしめていたように感じました。(山と道HLC関西アンバサダー 中川裕司)
山と道HLC関西アンバサダー中川裕司の投稿
参加者@eri__ywさんの投稿
「HIKE」「LIFE」「COMMUNITY」をキーワードに活動する山と道HLCにとって、「COMMUNITY」づくりのための『ミートアップ』はとても大切な役割があります。長びくコロナ禍で、まったく開催できずにいましたが、徐々に各地でも再開していきたいと思います。どうか第7波などということになりませんように。(山と道HLCプロジェクトディレクター豊嶋)
HLC関西
町石道
ローカルスタディ
ハイキング
【LOCAL STUDY HIKING】
HLC関西では『ミートアップ』の翌日の6月5日(日)、1200年の歴史のある高野参詣道のひとつ町石道で、ローカルスタディハイキングを開催しました。
HLC関西で毎年好評の本プログラム。熊野古道や高野山開山の背景をはじめ様々なお話をゲストの高井良知さんに解説していただき、悠久の歴史を感じながら歩くプログラムとなりました。
毎年好評の高野山開山の歴史を学びながら歩く『町石道ローカルスタディハイキング』。今年も高野山でゲストハウス『Kokuu』を営んでいる高井さんにアテンドしていただきました。
高野山の入り口となる大門を経て、町石道を20㎞程度歩いた後、バスを利用して奥の院まで移動し、奥の院の歴史やたくさんのストーリーも知ることができました。歴史に思いを馳せて歩くトレイルは、特別の時間ですね。(山と道HLC関西アンバサダー 中川裕司)
山と道HLC関西アンバサダー中川裕司の投稿
参加者@dourthingさんの投稿
開催地となった高野山や熊野古道のトレイルは、今回のローカルスタディハイキングだけでなく、2泊3日のULハイキングプラクティスやファストパッキングなど、HLC関西のプログラムで何度も訪れているエリア。歴史や文化が根づき、歩きがいのあるトレイルが多様に広がるエリアは、全国的にみても珍しいのではないでしょうか。個人的にもまた足を運びたいですね。(スタッフ木村)
HLC鎌倉
山と道の
ULハイキング入門
(オンライン版)
【LECTURE】
HLC鎌倉では6月12日(日)に、今年3回目となる『山と道のULハイキング入門』のオンライン版を開催しました。
日本全国から集まった20名の参加者の皆さんとオンラインで繋ぎ、山と道材木座店長の前原がULハイキングの魅力や装備軽量化の手順やポイントをお伝えした後、事前に作成したご自身の1泊2日のハイキング装備のギアリストを見直していただきました。中には、他の参加者のギアリストの中身を見て、さらなる軽量化のヒントに気づく方も。
終始、活発な意見や質問が飛び交い、充実したプログラムになりました。
オンライン版の『山と道ULハイキング入門』は、ギアリストの共有性が高く、他の参加者のギアリストから学びやすいこともポイントのひとつです。自分の装備の見直しだけではなく、総勢20名の他の参加者の軽量化のポイントも知れるので、参加者の皆さんにとっては「一石二十鳥」なプログラムだったのではないでしょうか。
後日、山と道材木座に足を運んでいただく方も多く、自分に本当に必要な道具を熟考しながら製品を選ばれる姿が印象に残りました。(山と道材木座 店長 前原秀則)
山と道スタッフ 木村弘樹の投稿
参加者@ai_shimodateさんの投稿
今年からLECTURE『山と道のULハイキング入門』への参加が1泊2日のフィールドプログラムWORKSHOPの参加条件になったことから、各エリアからWORKSHOPに参加希望の方も集まりました。次回は10月に開催予定。秋冬のULハイキングについて一緒に考えましょう!(スタッフ木村)
HLC東北
三陸町を巡る今昔街道
1泊2日ULハイキング
【LOCAL STUDY HIKING】
HLC東北では6月25日(土)と26日(日)の2日間、HLC東北でお馴染みのロングトレイル、みちのく潮風トレイルの大船渡市ルートで、『三陸町を巡る今昔街道1泊2日ULハイキング』を開催しました。
昨年に続き、ゲストにみちのく潮風トレイルのスルーハイカー富樫信雄さんを迎え、交易路や生活路として利用された大船渡市ルートの歴史や、トレイル沿線に住んでいた人々の暮らしのお話を伺いながらハイキング。
これまでHLC東北で何度も訪れているみちのく潮風トレイルですが、参加者の皆さんにとってまた違った角度の魅力を知る機会となりました。
6月のプログラムは、みちのく潮風トレイルの中でも昭和の時代に生活道であったトレイルを歩きながら学ぶローカルスタディハイキングでした。
時代を経て変わったこと、変わってないこと、様々な時の流れを感じながらどこか哀愁のあるハイク。当日は今シーズンイチの猛暑日でしたが、峠道は時折涼しい風が気持ちよく、参加者の皆さんの笑顔も印象的でした。(山と道HLC東北アンバサダー 上野裕樹)
山と道HLC東北アンバサダー上野裕樹の投稿
参加者@papaya_8818_keinosukeさんの投稿
参加者@yanagi_outdoorさんの投稿
ローカルスタディハイキングは素晴らしいハイキングのスタイルだと思います。その理由は、ハイカーならではのアプローチである歩くという手段によって、自分たちの住むローカルを再発見するという、いいとこ取りのハイキングだからです。楽しくハイキングしながら、知的好奇心も満たしてくれるなんて、やっぱり最高ですね。(山と道HLCプロジェクトディレクター豊嶋)
プログラムに参加していただいた皆さん、素敵な投稿をしていただいた皆さん、本当にありがとうございました。
いよいよ夏のハイキングシーズンが到来し各地で積極的にプログラムを開催中。プログラムに参加してみたい方、山と道HLCの活動に興味を持たれた方は、ぜひCOMMUNITYページをご覧ください。